自衛隊の特殊部隊・特殊作戦群 新設反対! 4.18陸自習志野駐屯地申し入れ行動 いつ:2004年4月18日(日) とこで:陸上自衛隊習志野駐屯地ほか 呼びかけ:CIVIC−ACTION-CHIBA 参加団体: とめよう戦争への道!百万人署名運動 千葉県連絡会 市民ネットワーク(県内諸団体) リポーター: M.M.さん
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写真リポ−ト | ||||
千葉県連絡会の申し入れ文書 | ||||
陸上自衛隊 習志野駐屯地 部隊司令 殿 「特殊作戦群」設置に関わる抗議とイラク派遣部隊撤退を求める申し入れ書 報道によれば、国内でもテロの懸念が高まるなか、政府は、テロやゲリラに対応する防衛長官直属の部隊として特殊作戦群(約300人)を、陸上自衛隊本習志野駐屯地内に3月29日発足させたとのことです。 私たち「とめよう戦争への道!百万人署名運動」千葉県連絡会は、昨年12月、貴隊にイラク派兵に従わぬよう申し入れたところですが、ここに重ねて派遣自衛隊の即時撤退を要求するとともに、この「対テロ特殊部隊」がもつ諸々の危険性に鑑み、これをただちに廃止されることを、防衛庁ならびに貴隊に対して申し入れるものです。 改めて言うまでもありませんが、イラクは混乱を極めています。米軍の「戦闘終結」から約1年、時が経てば経つほどますます不穏になってきている、感すらあります。ファルージャのモスク爆撃など、米軍の攻撃による被害者の激増は許すことができません。とりわけ、幼児を含む無差別の殺傷行為はこの戦争の本質を示すものです。米・英軍による「対テロ先制攻撃」が、まさに「大義」無き、国際法違反の侵略戦争であり、政治的にも完全な失敗であったことを実証しています。そして事態はますます「ベトナム化」してきています。 しかし、頑迷なブッシュはまだこの事実を認めていません。そして日本・小泉内閣も「反抗勢力」を単純に「テロリスト」とよび、今度の3邦人拘留に際しても「自衛隊撤退という選択肢はあり得ない」と、日米同盟の固守をすべての前提条件としたのです。そればかりか、首相らは、5人のわがままな活動がみんなに迷惑をかけた、国の退避勧告を無視した無責任な行為だ、と口を揃えて非難し、責任を転嫁しようとしています。 しかし、「拘束」の全責任は、自衛隊派兵という「選択」にこそあったのです。今度の解放も、政府の努力によるというよりも、むしろ日本とイラク民衆の「国際連帯」によって勝ち取られたものでした。「国の命令」で行った自衛隊員が拘束されたら、日本政府は何というでしょうか。きっと、すべての非を「テロリスト」におしつけ、責任を逃れるでしょう。 ごう慢にも程があります。「過ちて改むるに憚ること勿かれ」。最初からこの戦争は間違いである以上、自衛隊はただちに撤収するしか、これ以上の犠牲を出さない道はありません。 そして今国内でも「国の邪魔するやつは非国民だ」という論理をむやみに押しつけようとしているのが、武力攻撃事態法などの有事法制です。発足した対テロ特殊部隊も、現在の「戦争のできる国づくり」の中においてみるとき、いたずらに「戦争」を引き起こす役割を背負わせられたり、権力の番犬として国民に銃を向ける存在になりかねません。 日本国憲法はそうした軍隊の本質をふまえて、あえて「武力は持たない」と内外に宣言したはずでした。ところが、イラク派兵といい、対テロ鎮圧部隊といい、これらはまさに国際紛争を武力で解決する方向へ日本を押しやろうとするものです。私たち「とめよう戦争への道!百万人署名運動」千葉県連絡会は、イラクの人々とともにアメリカのイラク占領は認められない、日本の自衛隊がイラクにいる必要もないと訴えます。日本はテロを産み出す、あらゆる差別・抑圧の除去にこそ全力を尽くすべきだと考えます。 自衛隊員のみなさんの即時帰還を求めるとともに、自衛隊にはアジアのきびしい眼が向けられていることを自覚され、対テロ部隊の訓練中止と解散を求めます。 2004年 4月18日 「とめよう戦争への道!百万人署名運動」千葉県連絡会 (連絡先:千葉市中央区要町2−8 DC会館1F 043-202-7820 ) |